内容としては普通にいつも使ってる電車乗ってて気付いたら、全然電車が停まらず、
乗客も居ないか、もしくはちらほらと居るけど全員寝てるとか・・で、
1時間近くトンネルを走ってたり、長い間見たこと無い風景とかずーーーと走った後に
「きさらぎ駅」に着くんだそうな。
で、終点と思ったり、引き返さなきゃと思っちゃった人が降りちゃうんです。
駅の特徴は時刻表が気持ち悪い言葉(古の日本語かその原語)で書かれており、
しかも劣化していて読めない。
改札が有るが動いておらず、改札出口に鳥居有る。
駅看板は「きさらぎ」表記のみ。次駅と前駅の表記は無い。
駅は無人。
ホームに降りたが電車が来ず、改札出ちゃった人が居て、その風景はというと
家々は有るが電燈は灯って無い田舎の風景で、山々がぼんぼりで照らしだされ
ているという、異世界な雰囲気。
その人は線路沿いに歩いて帰ろうとした所、
「危ないから線路歩くなっ」て言われて振り返ると片足の爺ちゃんが・・・・
その爺ちゃんがふっと消えたり、
太鼓と鈴の音(コワ~)に追われて「伊佐貫」という
トンネルを潜ったら、親切な見知らぬ人が出口にいて、
車で違う駅に連れて行くとされるも、運転手の様相が変化し、危ない独り言を
喋りだし、途中で誰かに救われるも、戻ったら7年経ってたとか。
数件きさらぎ駅にたどり着いたとされる事例が有って、戻ってきた人は
なんらかの助け舟に出会ったり、そのまま電車乗ってたら幸運にも戻れたりしている。
数件に共通する特徴としては、時空が歪み時計の時間がずれたり、
我々の世界に近づくと時間が元に戻ってきたりする。
それと名前を忘れそうになる・という事。
朦朧としてくる人が多い。
名前を忘れたり、その世界の物を食べたりすると戻ってこれなくなるようだ。
きさらぎ駅から戻ってこれず行方不明になった人も居るようだ。
また、きさらぎ駅の前は「やみ駅」で次の駅は「かたす」駅らしい。
「やみ」の前の駅は「ごしょう」
というらしい。さらに付け加えると「かたす」の次は月の宮というらしい。
ちなみにごしょうに行ったとされる人物は行方不明らしい。
かたす駅に行ったとされる人物は助け人に出会い戻ってこれたらしい。
(かたす駅では牛の鳴き声に追われたらしい)
「月の宮」-「かたす」-「きさらぎ」-「やみ」-「ごしょう」の内、月の宮はもっとも現世に近い世界。
ごしょうは死後の世界、やみは黄泉の国、きさらぎは黄泉の国との境目、かたすは
異世界だが語源は「根之堅州國」とされ、別名は「ニライカナイ」だったり、
生命の根源とされる場所なのかもしれない。
かたすとやみは九州に有り、きさらぎは静岡県に有るらしい。
普通に東京や横浜で私鉄やJRに乗った人がそれらの駅に着いちゃうんだから
おっかないっすよね。
いずれの件も駅で人に会ったケースが存在するが、訳の分からない単語を使うらしい。
これも古の固有名詞や、言を彷彿とさせ、何とも気味が悪い。
またきさらぎとは「鬼」とも書けるとの事。詳しくはググって下さい。
そこで私が子供の頃に見た夢なんですが、
黄泉の国の入り口を見学するというのが有りました。
竹林の中の鳥居をくぐったら長い石段が有り、灯篭が灯り美しく
、空気はとても清々しく気持ちよかった。
案内人からは「ここは裏口です。死人は表の大鳥居をくぐります」と説明を受けた。
長い石段を登って行くと竹林を過ぎた辺りから両サイドがご神木になり、
ご神木の上を高速で動く黒い人が居た。案内人によるとあれは死神で、
あまり見ない様にと注意を受けた。今でいう「シャドーピープル」そのものだった。
頂点に着くと、大鳥居と死人の列、死人が何らかの手続きをしている場面が見えた。
白装束の死人達は手続きを終えると
その先に有る鳥居をくぐり長大な橋を渡らされている。
うっすらとで見えないが橋の先にはまた鳥居が有り、手続き所の様な施設が有る。
そこから橋が枝分かれし、片方の向こうには大都会のシルエット。
片方はどこかわからない。橋はどれも鳥居と鳥居の間に架かっていた。
私は橋の下にあるロープウェイの様な物に乗せられ、その先の手続き所までは見学
出来るのでこれで移動するという事になった。死人の列はどれも不安そうな顔で、
この先どうなるのかわからないという表情だった。
なぜロープウェイなのかがこの後すぐに分かった。ゴンドラの下は緑色の大河が流れて
おり、パノラマで見る事が出来た。
大河は幾重にも枝分かれしており、橋は全て河と幾つかの崖に架けられている
事が判った。激流だった。
恐ろしいのはこの後だった。死人が管理スタッフ(大勢いる)の指示のもと
不特定の人数で橋を渡らせられるのだが、あまり大勢だと橋が揺れるのだ。
そうすると死人が川へ落ちる。落ちた死人を回収する小舟が幾艘も見え、
回収しているのが鬼だったのだ。鬼はどれもやせ細っており、想像とは違っていた。
小舟に乗せられた人は鬼にすがったり、残念そうな顔をしていた。
私は案内人にあの落ちた人はどうなるのか?と聞いたが、あれは
死ぬ前に悪さを働いた者達だという事以外は教えてくれなかった。
善良だった死人は安全な人数で橋を渡らせられていた。その先の行先も自分で選べる
との事だった。
私はこの光景を見た後、遠くに見えた大都会のシルエットは「この世」ではないかと
思ったのだが、もしかすると「かたす」だったかも知れないと今思う。「月の宮」かも知れない。
元来た灯篭の石段を下り、案内してくれた人にお礼言った所で夢は覚めたが、
広大で神秘的な世界は美しく、心が洗われた気がしました。
といった経験を思い出しました。
どうですか、たまにはこういうのも良いでしょう!そいでは。