おざっすぅ!今朝のネタはGorky's Zygotic Mynciです。
このバンドはこのブログを始めたばかりくらいの時に一度取り上げたのですが・・・
http://nashew-m2f1.blogspot.jp/2012/10/crye.html
バンドが出した全ての作品が私的名盤に殿堂入りしていまして、2006年の活動停止の報道では
かなりガックリした思い出がございます。
好きになったのは2000年でした。当時は、ニューヨークやシカゴ、UKを中心ににわかに
サイケデリックとアシッドフォークと言われるブームが高まっておりまして、
60~70'sのUKサイケデリックフォークを聴いたり、50'sの実験的なバンドを聴いたり
楽しかった時。同時期にアニマル・コレクティブの「Sung Tongs」が全世界に衝撃を与え、
今のニューヨーク・インディーズブームに至るワケですが・・・
アニマル・コレクティブもがキモ美しい」なら、
私的に対局を成すバンドがこのGorky'sでして、アニコレの様なモダンさは微塵もなく、
英国ウェールズ地方の独特な言語や田舎のダサさ、
民謡から伝わるドンブラコッコな雰囲気が良さでした。
これは油が乗りまくってたアルバム「バラファンドル」時代からのTVライブ。貴重。
ダラダラのダサいTシャツがもはやアイコン化している。
「キモ美しい」より「美しい」だけの方が良いじゃん!て思うけど、キモさとグロさの中に
美しい旋律が見え隠れする為、逆にそれが誇張されて入ってくるので印象に残るのは
アニコレもゴーキーズも同じかなと思います。
ゴーキーズは初期はそれが顕著で、後期に行くにつれ、キモさは薄れ、その変わりに
至極美しい旋律が独特のノウハウで表現されていきます。
世代的にジャズ、ソウルヒップホップやロック、テクノハウスエレクトロ、を聴きあさって後に
ハマるのは何?て時に見事に感銘を受けたのが彼らの様な音楽でした。
無我夢中で音楽を買い漁っていたのを思い出します。
ゴーキーズは過去ブロでも述べた様に映像作品が殆ど無いのが残念ですね。。
トップの写真の一番左がVoのEuros Childs(エイロス・チャイルズ)で見ての通り男前なんですが・・・。
90年代のデビュー当時は日本のメディアで「ゴザイマン」と略され、日本女子のファンに
キャーキャー言われる動画も有るのですが、その後は実力の割にメディア、ポップ受けせず、
隠れた音楽ファンに評価される様になっていくみたい。
そこで昨日、エイロスのソロのライブでゴーキーズの曲歌ってないか調べた所、
出てくる出てくる。。。至極の名曲達のピアノソロです。。
エイロスとコラボしていた事から聴いて私のお気に入りしたローラ・J・マーティンとの
ライブ。フルートでコラボする際に、てっきり楽曲のバイオリン(ゴーキーズでは
エイロスの実姉でメンバーのミーガンが弾いている)のパートをやると思っていたら、
見事にアレンジしていて素晴らしいと思ったのだ。
私がゴーキーズで一番すきな曲。私の挙式でも使用したくらい。
まだまだやってもらわないと困る曲がいっぱいあります!
しかし、ここ数年の彼、老いたわぁ・・・けど声は変わらない。ずっと少年の様な
危なげな・なのに安定したパフォーマンスの声で居て欲しい。
歳取ったなエイロスと思ったけど・・・トップのライブ動画の際が1997年で18年前、
当時20歳くらいだとすると40前後。そりゃ・・て俺もやん!!
俺は2000年で17歳だから・・・今年32歳。。老けたなぁ。昔の写真見ると
ぴちぴちで可愛いもん!
そいでは。。