戦時中の映画「加藤隼戦闘隊」を観た。
目的は実機の一式戦「隼」を観るため。
そういえば、初めて作ったプラモはこの隼でした。
特撮監督は円谷英二。ウルトラマンの円谷プロで有名ですね。
タイトル恐いでしょう。
如何にも戦中の軍国社会の旗印の下、戦意高揚を目標とした戦中映画って感じです。
先ず、「撃ちてし止まむ」の文字が出てきて・・意味分からん。
「後援 陸軍省」の文字が出てきてタイトル。
隼はスピーディでロールも早く、格好良かったです。音も格好良かった。
内容は隼エースの加藤建夫陸軍中佐率いる部隊の奮闘記をたんたんと綴って行く感じ。
途中途中で、大日本帝国万歳エピソードとか、戦意高揚ソングとかチョイチョイ入ってくる。
けれども特撮レベルは戦後のウルトラマンや初期ゴジラと同等です。
実はこれ観るの2回目。1回目は途中で観るのやめた。2回目は山下船団を護衛し終わって
燃料切れしそうになりながら帰って来る所までは見た。
って全部観てねぇのかよ!!
何時か全部観ます。
途中まで観て一番印象的だったのは、フコク島(フーコック島)までマレー攻略の為の拠点を
探しに行った(長旅)帰ったばかりの加藤隊長。
勿論、隼で単機で行った。部下も言っていたが航法がしっかりしてるなぁと。。
帰還して宿舎に戻ると、おもむろに包み紙を開け始めて中からコーヒーミルと豆が。
「途中で買ってきた」
「挽きたてが一番美味い」「皆に振舞う」って挽き始める隊長。
お手伝い女子に「お前、湯を持って来い」とか皆から愛される懐大きい隊長らしくない
男尊女卑発言。(時代ですよねぇ)
一番不思議なのは、コーヒーミルと豆を買う時に、隼をどこに停めたんだろうという事。
車じゃねぇんだからさぁ。。。隊長よ。。。